文章力の基本 阿部紘久(あべひろひさ) を読んでみた [書評・感想]

★この記事を読むのに必要な時間は約 4 分49 秒です。

今回は、ブログ、メルマガの運営がどうのこうのと言う前に「そもそも、あなたや私の日本語って、ほんとに大丈夫なの?」を問う意味で「文章力の基本 阿部紘久著」を手にしてみた。

ブログやメルマガなどのメディアを運営している以上、文章を書くという行為は避けることのできないルーティンワークと言える。

ブログ記事やブログ文章の書き方、方法論、テンプレートについて書かれたウェブページはたくさんある。
が、どれも、既に『きちんとした日本語が使える前提』で書かれている場合がほとんどだ。

「PREP方式」や「4つのタイプ順(なぜ、何、どうやって、いますぐ)方式」などは、非常に優れた文書テンプレートだが、それらを活かすには、「文章力の基本ができていること」、これが大前提。

だけど、あなたも私も「その大前提がちゃんとできてるんですか?」って話。

著書の詳細

書名 文章力の基本
著者 阿部 紘久
価格  \1,404
出版日 2009/07/24
単行本(ソフトカバー)206ページ
ISBN-104534045883
ISBN-139784534045881
出版社日本実業出版社

著者略歴

阿部紘久(あべひろひさ)さん 東大卒業後、帝人に入社、その後米国系のIT企業CEOに転じ、現在は大学でライティング・サポート・センターで文章指導を行っている。

東京大学卒。帝人(株)で宣伝企画、国際事業企画、開発企画、経営企画に携わる。 その間に、タイ、韓国、イタリアの合弁会社に10年間勤務。 その後、日本にある米国系企業のCEOを務める。 2005年から10年間、昭和女子大学で文章指導に携わる。 現在も多くの企業や地方公共団体で文章を指導している。

『文章力を伸ばす 書くことが、これでとても楽になる81のポイント』より 「文章力の基本」は初版は2009年販売。
類書に「文章力の基本の基本。分かりやすく書くための33の大切なヒント」がある。

 

目次(抜粋)

【第1章】短く書く

短く言い切る勇気を持つ

幹を1本1本立てていく 誰(何)がどうしたのか、をまず明確化する

【第2章】自然な正しい表現で書く

文の前半と後半をかみ合わせる

①主語と述語 文の前半と後半をかみ合わせる

必要な「てにをは」を省かない

話し言葉の影響を避ける④「ラ]抜き言葉

【第3章】言いたいことを明確にする

概念(コンセプト)を整理する

なるべくシンプルに整理する

骨子を組み立て、段落に分ける

【第4章】わかりやすく書く

読み手に頭を使わせない

主役は早く登場させる

修飾語は直前に書く

「これ」「それ」は直前の言葉を指す

【第5章】簡潔に書く

いきなり核心に入る

同じ言葉が続いて出てきたら、1つにする

意味のない言葉は書かない

【第6章】共感を呼ぶように書く

目に浮かぶように書く

感動を押しつけず、読み手自身に感じてもらう

持って回った表現、凝った表現は避ける

【第7章】表記とレイアウトにも心を配る

漢字本来の意味から離れた言葉は仮名で書く

横書きでも漢数字を使う言葉がある

ホワイト・スペースを活用する

「文章力の基本」書評・感想

読み手の身になって感じたり、考えたりすることが何より大事。

それを全編通し、一貫して主張している。

間違った文章のまとめ方や、「ひらがな」と「漢字」の使い分けなど、普段あまり意識していないこともしっかり掘り下げて説明している。

実際のページ構成も、原文と改善を並べて説明していてわかりやすい。(下図参照)

 

話し言葉の影響を避ける④「ラ]抜き言葉
この「ラ]抜き言葉の判別方法は、勉強になった。

「ら」を加えても「可能」の意味がれば、「ら」抜き言葉、
「ら」を加えると「可能」の意味を失い、「受け身」や「尊敬」に変わる言葉ならば、「ら」抜き言葉ではない

 

骨子を組み立て、段落に分ける
一つの段落は150~250字以内。大きな目安としては、1段落、200字前後。

 

感動を押しつけず、読み手自身に感じてもらう
「感動、感激」等の類を一切使わず、読み手に「素晴らしい」「感動的」と思わせるように書く。

 

横書きでも漢数字を使う言葉がある
これも意識してなかった。

数値を曖昧にした表現、十数人、固有名詞、それに準じるもの

 

この本は、「文章力の基本」というだけあって、本当に「文章を書く際の基礎」をしっかり教えてくれる。

私たち日本人は、普通に日本語が話せるのだから、普通に文章も書けるはず、と思いがち。

だけど、実はこんなに間違っていたの?という「気づき」を貰える本。

「あっ、そういえば、こういうふうに使うんだったっけ・・・」ってなる。

【まとめ】

今回は、「文章力の基本」を読んで、の書評を書いてみました。  

まとめ 

読んだほうがいい人

  • ブログ、メルマガなどのインターネット・メディアを運営しているあなた
  • ブログの文章の書き方に自信がないあなた
  • ブログの書き方はわかってると自信満々のあなた
  • ブログ記事の書き方以前に、自分の日本語が心配なあなた
  • 文章の書き方、記事の書き方を他人に教えてるあなた

読まなくていい人

日本語文章の読み書きに全くかかわりがなくても生きていける人・・・そんなひと、日本人でいるのだろうか?笑

文章力とは?

  • 自分の考えを組み立てる力
  • 読み手のことを理解する力
  • 的確な言語表現

文章力を構成する7つの要素

  1. 良いテーマを見つける「着想力」
  2. テーマに関わる多様な事象に対する「想像力」
  3. 書くべきことを取捨選択する「優先順位の判断力」
  4. 書くべきことを「構造的に把握する力」
  5. 自分独自の想い、考えを加える「創造性・独自性」
  6. 読み手の心情を理解する「人間理解力」
  7. 伝えたいことを、読み手に伝わる簡潔・明瞭な言葉で表す「言語表現力」 

 

今日も記事をお読みいただきありがとうございました。

 

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それでは!

 

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